K2HTPDTOR
K2HTPDTOR (K2Hash Transaction Plugin Distributed Transaction Of Repeater) は、K2HASH 操作のトランザクションを CHMPX を利用して他ホストへ転送を行い、K2HASH データの複製を容易に実現することを主目的としたプログラムです。
K2HASH ライブラリで提供されるトランザクションプラグインに対応した標準トランザクションプラグインで、K2HASH ファイル(メモリ)に対するトランザクションを受け取り、独自の処理を行うための一般的な手段を提供します。
この手段の提供により、トランザクションをトリガとしたあらゆる処理が可能です。
概要説明
以下の例は、K2HASH データの操作のトランザクションを CHMPX を利用して、他ホストに転送し、K2HASH データの複製を作成するモデルです。
上記の図のトランザクションの転送の流れを説明します。
- アプリケーションが K2HASH データを操作します。
- K2HASH ライブラリにより K2HASH データの操作をトランザクションのデータとして K2HTPDTOR に引き渡されます。
- K2HTPDTOR は、CHMPX プログラム(スレーブノード)を使い、CHMPX プログラム(サーバーノード)にトランザクションデータを送ります。
- CHMPX プログラム(サーバーノード)がトランザクションデータを受け取り、そのデータを K2HTPDTORSVR に引き渡します。
- K2HTPDTORSVR により K2HASH にトランザクションデータの示す操作が行われ、 K2HASH の複写ができます。
この例では、K2HTPDTORSVR プログラム(K2HTPDTOR と一緒に公開されている受信専用プログラム)を利用して、K2HASH データの複製を行っています。
K2HTPDTORプログラム(シェアードライブラリ)は、設定によりトランザクションのフィルタリングができ、またトランザクションからK2HASHデータのアーカイブデータを出力できます。
K2HTPDTORSVRプログラムも、設定により、トランザクションからK2HASHデータのアーカイブデータを出力、指定した外部プログラムを起動してトランザクションデータを引き渡したり、CHMPXを利用して再転送したりできます。
トランザクションデータの転送には、CHMPXを利用していますので、転送の際に多重化、ブロードキャスト、選択的な転送などもCHMPXの設定でできます。
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